硫酸銅めっきについて

硫酸銅浴とは、硫酸銅と硫酸からなる浴のことです。
これは古くから印刷用ロールやレコード原盤などの電鋳に用いられてきました。
1960年代、レべリング作用および光沢に優れた添加剤が開発され、プラスチック、鉄素地、亜鉛ダイカスト素地上へのめっきに多く用いられるようになりました。
さらに1990年代に入り、硫酸濃度を増し銅濃度を下げることによって、ピロリン酸銅めっきに匹敵する均一電着性を得られるめっき組成が開発されるようになり、プリント配線板のスルーホールめっきとして広く普及しています。
プリント配線板

【レべリング作用】

硫酸銅めっき浴にはレべリング作用(平滑化作用)をもたらす添加剤レべラーと微量の塩化物が添加されていて、これらの添加剤の吸着量の大きい平面部は析出が阻害されるため、これらの添加剤の吸着量の少ない凹部にめっきが析出し、結果として平滑になります。


「硫酸銅めっき」につきましては、
当社では取り扱っておりません。


 

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