線材、板材、繊維などまかれている長い形状の製品にめっきする方法は、フープめっきと呼ばれています。
フープめっきは、「リール・ツー・リールめっき」や「連続めっき」とも呼ばれています。
フープめっきの適用事例としては、鉄鋼メーカーが板幅1200mm、板の送り速度毎分100m以上の速度で亜鉛めっき鋼板を製造しています。また、線材にスズめっき、はんだめっきなどが電気めっきされています。
最近では、コネクタをはじめとする電子部品がフープめっきされるようになってきました。フープめっきする利点は、生産性が非常に高いこと、製品の安定性に優れることが主な理由です。
従来はばれるめっきをしていた製品もフープめっきされるようになってきており、今後もフープ上へのめっきが増えると予想されています。
【貴金属接点めっき(フープ)】
フープめっき手法は、接点パーツの小型コネクタやスイッチなどの部品用のめっきとして使用されています。
従来、小型コネクタパーツはプレス加工後にバレルめっき方式によって端子全体を単一種のめっきで被覆していましたが、コネクタ端子の微細化・複雑化したことに伴って信頼性を確保するため接点用の金属として多量の貴金属が使用されるようになりました。
貴金属の使用する量を減らす目的で、接点などの機能を必要とする部分のみに部分めっきが可能なフープめっき法が発展したのです。
「フープめっき」につきましては、
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