めっき種類 : 「銀」 色味 : 光沢/無光沢 |
【説明】
銀めっきは、美しい白色系で、電気伝導性、熱伝導性も非常に優れています。
普及は広範囲で、装飾品、洋食器をはじめ、近代では航空機、電子機器部品など工業用にも活用されています。当社では主に工業用めっきを扱っています。 |
| 槽サイズ
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光沢銀自動ライン
1750×2400×800 mm |
※処理可能サイズとは異なりますので、お問い合わせください。
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| 槽サイズ
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光沢銀手動ライン
550×1250×700 mm |
※処理可能サイズとは異なりますので、お問い合わせください。
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| 槽サイズ
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無光沢銀手動ライン
400×1200×700 mm
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※処理可能サイズとは異なりますので、お問い合わせください。
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実績対応素材(一例)
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・銅
・銅合金
・鉄鋼
・ステンレス
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※ 記載以外の素材に関してはお問合わせ下さい。
銀めっき
銀は、電気伝導性が金属の中でも最も優れているのでめっきとしても多く使われています。
また、はんだ付け性がよく、ボンディング性も優れているので、リードフレーム、各種スイッチ、端子、接点などに用いられています。
銀は白色の優美な外観ですが、空気中で酸化されやすく、微量の硫化物により、黒変しやすい・マイグレーションが起こりやすいという欠点があるので高度な技術・管理が必要とされます。
銀めっきは、シアン化浴が主流です。非シアン化浴も一部開発されていますが、工業的にシアン化浴が広く利用されています。
銀の特性
銀の特性として、独特の色調は古来より尊ばれてきました。
それは金とならんで装飾品全般に活用され、今日でも、装身具や食器、楽器など、光沢銀めっきが利用されています。
銀めっきは装飾上だけでなく、
・管楽器に銀めっきを施こす事で音色がよくなる
・洋食器に銀めっきすることで水分の中の微生物が殺菌され、衛生上きわめて好ましい
などなど、あまり知られていませんが銀めっきには目に見えない利点が存在するのです。
硬質銀めっきについて
スイッチやコネクタなど、摺り合わさる部分に使用する銀めっきは、一般的には硬質銀めっきを使用します。
銀めっきは、光沢材に微量の金属を添加することで硬さを増します。しかしながら、電子部品の場合は、光沢材としての銀以外の金属を含むことは電気の特性上あまりよろしくありません。
なので無添加の銀めっきを、めっき後にバレル研磨処理を行い、表面を硬化させている場合もあります。